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熊本市東区にしだ整形外科

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手の痛み2

2.デュピュイトラン拘縮

症状

手のひらの皮膚を移動しにくくしているのは、皮下にある線維性の手掌腱膜(しゅしょうけんまく)というのものです。これにより、皮膚が移動しにくいので、物が握りやすくなっています。前腕の屈側中央を走る長掌筋腱(ちょうしょうきんけん)という腱は手掌腱膜とつながっていて、各指に向かって扇状に広がっています。


手掌から指にかけて硬結(こぶのようなもの)ができ、皮膚がひきつれて徐々に伸ばしにくくなる状態をデュピュイトラン拘縮といいます。薬指、小指に多く見られますが、他の指や足の裏にもできることがあります。痛みや腫れなどはありません。中高年の男性、糖尿病患者に多く見られます。

デュピュイトラン拘縮の症状

原因と病態

詳しい原因は不明です。一説には手掌腱膜への小外傷の繰り返しで生じるのではないかと考えられています。

治療

指の変形で日常生活に支障をきたすようになると、皮膚の突っ張りをとる手術(腱膜切除)を行います。手術後には、リハビリや装具療法などの後療法が大切です。

手術の適応は手掌を机につけられるかどうかを試し、浮いてぴったり着かなくなった頃と考えてください。第2関節が曲がってきた場合には、早めに手術が必要になることもあります。

詳しくは整形外科医にご相談ください。

※日本手の外科学会「手の外科シリーズ 17」から画像を引用しております。