4.肩こり
症状
首すじから首のつけ根、肩、背中にかけての痛み、はり、こりがあり、ときには頭痛や吐き気、めまいを伴うことがあります。肩こりは首から背中にかけて広がっている僧帽筋がその原因になっています。
原因
姿勢(猫背・前かがみ)や体型(なで肩)、首や背中が緊張するような姿勢での作業(デスクワーク)、運動不足、精神的なストレス、ショルダーバッグ、冷房などが原因になります。
しかし頚椎の疾患(頸椎症)や胸郭出口症候群、肩の疾患、ときには頭蓋内疾患、高血圧症、眼疾患、耳鼻咽喉疾患の症状として肩こりがおこることがありますので、診察、検査が必要です。
頸椎症のX線像
予防と治療
肩こりの予防
- 同じ姿勢を長く続けない。
- 適度な運動や体操をする。
- 蒸しタオル、入浴などで肩を温めて筋肉の血行を良くし、リラックスする。
肩こりの治療
マッサージ療法(筋肉の血流を改善させ、筋緊張をやわらげる)、温熱療法(ホットパックなどで筋緊張をやわらげる)、運動療法(筋力強化)、薬物療法(シップ薬、筋緊張緩和薬、局所麻酔など)を行います。