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熊本市東区にしだ整形外科

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股関節の痛み6

6.鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)

症状

ランニングや起き上がり、キック動作など腹部に力を入れたときに鼠径部やその周辺に痛みが生じます。

原因

他の競技と比べサッカー選手に多く見られ、一度生じると治りにくいのが特徴です。片足で立ってキックをするサッカーの動作そのものが発症の誘因になります。

股関節周辺の筋や関節の拘縮、筋力の低下による不安定性があると、体幹と下肢の動きが効果的に連動することが出来ず、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化していきます。

何らかの原因で可動性、安定性、協調性に問題が生じたままプレーを続けると、体幹から股関節周辺の機能障害が生じやすくなります。

予防と治療

予防
  • 適度な運動や体操をする。
  • 股関節周辺の拘縮予防や筋力低下の予防。
  • 運動前の準備運動に体幹から下肢を効果的に連動させる協調運動を取り入れる。
  • オフ明けは注意。(協調運動を取り入れた準備運動を十分に行う。)
治療

可動性、安定性、協調性の問題を評価し、それを修正するアスレチックリハビリテーションを行います。マッサージ、筋力訓練、協調運動訓練などが基本です。詳しくはスポーツ医にご相談ください。