4.上腕骨外上顆炎(テニス肘)
症状
ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。多くの場合、安静時の痛みはありません。
中年以降のテニス愛好家に多いのでテニス肘と呼ばれています。一般的には、年齢とともに腱がいたんで起こります。
病態や原因は十分にはわかっていませんが、主に短橈側手根伸筋の起始部が肘外側で障害されて生じると考えられています。
治療
まずは保存療法を行います。
保存療法
- 手首や指のストレッチ
- スポーツや手をよく使う作業をひかえる
- 湿布や外用薬
- 局所麻酔薬とステロイドの注射
- テニス肘用のバンド
手術療法
まれに筋膜切開術、切除術、前進術、肘関節鏡視下手術などを行うことがあります。