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熊本市東区にしだ整形外科

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足のしびれ7

7.足根管症候群

症状

下足首の内側で、脛骨内果、距骨、踵骨などの骨とそれらを覆っている屈筋支帯で囲まれる部分を足根管といいます。足の裏を支配する後脛骨神経は、この足根管をとおり、その中で枝分かれをしています。

足根管で神経が障害されると、主に足の裏のしびれ、感覚障害が生じます。さらに経過が長くなると足の裏の筋肉が萎縮してきます。

原因

足根管の中を通る腱の炎症が波及したり、ガングリオンなどの病変による圧迫によっておこることが多いとされています。
そのほか、骨折などのケガや距踵骨癒合症などによっても足根管症候群になることがあります。

治療

消炎鎮痛剤やビタミンB12などの飲み薬、塗布薬、局所の安静、腱鞘炎を治めるための足根管内注射などの保存的療法が行われます。また土踏まずが浅い場合は、アーチサポートを装着します。

難治性のものや筋萎縮のあるもの、腫瘤のあるものなどは手術が必要になることがあります。