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熊本市東区にしだ整形外科

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6.腰椎分離症・分離すべり症

症状

腰痛の場合と、お尻や太ももの痛みが出る場合があります。痛みは腰椎を後ろにそらせた時に強くなります。

第5腰椎分離症のX線像
第5腰椎分離症のX線像

原因

多くは体が柔らかい中学生頃に、ジャンプや腰の回旋を行うことで腰椎の後方部分に亀裂が入って起こります。「ケガ」のように1回で起こるわけではなく、スポーツの練習などで繰り返して腰椎をそらしたり回したりすることで起こります。一般の人では5%程度に分離症の人がいますが、スポーツ選手では30~40%の人が分離症になっています。

分離症は10歳代で起こりますが、それが原因となってその後徐々に「分離すべり症」に進行していく場合があります。

腰椎分離症・分離すべり症

予防と治療

分離症があっても痛みや日常生活の障害なく生活できる場合が大部分です。腹筋・背筋を強化して、一般的な腰痛予防を心がけます。

腰痛や神経根圧迫によるお尻や下肢の痛みで日常生活や仕事に支障が生じれば、神経の圧迫を除去する手術や固定術が行われます。

※日本整形外スポーツ医学会「スポーツ損傷シリーズ 4」から画像を引用しております。